12月10日の世界人権デーに合わせて長野県人権フェスティバル2025が開催され、人権講演会がネット配信されています。本校では人権を考えるなかよし月間は終えましたが、人権については常に学ぶべきものがあり、今年もまた職員研修で講演会を視聴しました。講師ご自身の体験や国内外での様々な事象から語られた性に対する課題を通して、「子ども達と性」や「これからの社会」などについて考えることが多く、勉強になることが沢山ありました。今後も様々な研修等を通して人権感覚を磨いていきたいと思います。
ダイナミックな図工の作品
一年生が図工の時間に、段ボールハウスづくりに挑戦しました。電気店からいただいた大きな冷蔵庫用の段ボールを3つ並べると、子どもたちの背よりもずっと高く、教室いっぱいに広がるダイナミックな制作活動となりました。子どもたちは声をかけ合いながら、ドアや窓を作ったり、お店のカウンターを考えたりと、それぞれのアイデアを出し合って活動しました。一人ひとりの工夫が少しずつ組み合わさり、みんなで一つの大きな作品を作り上げていく様子がとても楽しそうでした。完成した段ボールハウスは、見応えのある立派な作品となり、作り上げた子どもたちは大満足。大きな素材を使い、友だちと協力しながら表現する楽しさを存分に味わうことができた、充実した図工の時間となりました。
3年生の学校間交流
近隣の小学校との学校間交流に取り組んだ3年生。
当初は本校に集合して対面で交流する予定でしたが、最近の感染症状況を考慮し、オンラインでの実施となりました。子どもたちは、対面で行う予定だった活動に少しでも近づけられるようにと考え、ブレイクアウトルームを使ったグループ交流やゲーム、校内を移動しながらの学校紹介など、オンラインならではの工夫を凝らしました。ニュース番組の生中継のような学校紹介には、相手校の子どもたちも興味津々だったと思います。事前のリハーサルのおかげで当日はスムーズに進行し、画面越しの活動やオンラインの難しい機能にも挑戦しながら、子どもたちは主体的に交流を楽しむことができました。終了後には笑顔と達成感があふれ、心に残る充実した時間となりました。
なかよし月間を振り返って
なかよし月間のまとめとして全校道徳を行い、これまでの活動を全校で振り返りました。子ども達の振り返りカードには、「自分の好きなことを知ってもらえてうれしかった」「話したときみんながリアクションしてくれてうれしかった」「考えが違っておもしろかった」などの感想が見られ、月間を通して“聞いてもらえる嬉しさ”や“相手を理解する楽しさ”を感じていたことが伝わってきました。
まとめの集会では、「もっと聴くアンテナを伸ばそう」という思いから、前回に引き続きサイコロトークを行いました。今回は前より少し難しいお題もあり、話し出せずに戸惑う子もいましたが、周りの友達が「何でもいいんだよ」と優しく声をかけたり、そっと見守ったりする姿が多く見られ、温かな時間が流れました。
「安心して話していいんだよ」と思える聞き方を育て、自分を伝え、相手を受け入れる力を育むという今年度のねらいが、しっかりと形になった月間だったと感じています。これからも、思いやりの心が広がる学校づくりを進めていきます。
校内作品展
全校集会で聴くアンテナを伸ばす
全校集会で「やさしくなるためにできること」の一つとして聞くことへのアンテナを高くする活動に取り組みました。はじめに行ったのは「仲間集め」の活動で、好きなお味噌汁の具や目玉焼きにかけるものといった身近な質問に答えながら、自分と同じ考えをもつ友だちを探しました。子どもたちは、大きな声で思いを伝えたり、友だちの声に注意深く耳を傾けたり、「こっちだよ」と呼び合ったりしながら、自分の仲間を見つけていきました。その姿からは、相手を知ろうとする前向きな気持ちと、周りの声を受け止めようとする姿勢がしっかり感じられました。
続いて行った「サイコロトーク」では、サイコロから出るお題にワクワクしながら、発表する友だちにそっと注目し、話が終わると気持ちの良いリアクションを返すなど、会場全体があたたかい空気に包まれました。まるで休み時間に仲良く語り合っているような雰囲気で、短い時間の中でももっと話したいという気持ちが溢れているようでした。今日の活動を通して高くなった「聴くアンテナ」が、この先の日常でも友だちの心の声に気づく力として伸び続けてほしいと願っています。
代表委員による読み聞かせ(なかよし月間)
家族参観日
秋の読書旬間
秋の読書旬間は今日が最終日で、町の図書館の方による読み聞かせが、良い締めくくりとなりました。読み聞かせの時間はお話しのろうそくに火をともすところから始まり、子ども達の表情も物語の世界へ引き込まれていきました。低学年の子ども達は、世界のお話「アナンシと五」を読み語りで聴きました。魔女の呪いがかかった「五」という言葉を口にすると命を落としてしまう物語で、登場人物が「五」と言いそうになる場面では、子ども達が思わずドキドキしながら物語を追う姿が見られました。絵のない読み語りでありながら、子ども達は耳で聞いた言葉から場面を想像し、物語の世界を存分に楽しんでいました。この読書旬間では、図書委員会の活動を通して、いつもより多くの本に親しむことができました。今回の読書をきっかけに、これからも本に親しみ、豊かな感性を育んでほしいと思います。
なかよし月間での校長講話
絵本 「しあわせのバケツ」 を題材にした校長先生のお話しを通して、思いやりややさしさについて考えました。心の中にある見えないバケツに「幸せ」が入ると、心が満たされていくお話しです。お話しの途中で、空っぽのバケツの絵を提示し、「どうしたらしあわせのバケツをいっぱいにできるでしょう?」と校長先生が問いかけました。子どもたちから出てきた言葉は、友だちの心(バケツ)を満たす言葉や行動でした。友だちが喜ぶように声をかける、やさしく思いやりをもって接する、「ありがとう」と伝える、友だちが笑顔になってくれるようにするなど、一つひとつが相手を大切に思う温かい言葉でした。子どもたちは、自分のバケツを満たすよりも「誰かのバケツをいっぱいにする」方法を知っています。自分のバケツは周りの友だちに満たされていることを、改めて感じられたのかもしれません。これからも、学校全体で「しあわせのバケツ」を満たし合える温かな時間や関係づくりを大切にしていきたいと思います。






























