大根草取り

1~3年生が大根の畑で草とりを行いました。参加人数は少なめでしたが、その分一人ひとりがやりがいを感じる量で取り組むことができました。大根の葉が草に埋もれて見分けにくい中、「大根の葉を傷めないように取るんだよ」と林さんに教えていただきながら、子どもたちは丁寧に草を抜いていきました。三紀層の土は草もよく育つため根もしっかりしており、根元を持って力を入れて抜くと土の塊が付いてくる物もありました。作業後は畑がすっきりと整い、大根が土の栄養を吸収して大きく育つのが楽しみです。

校長講話で新しいシンボルマークの募集

PTA会長もご参加くださり、2年後に予定されている中学校統合についてのお話がありました。統合後の新しい学校は、今の子ども達が最初の生徒となる特別な学び舎です。未来の学校をどのような姿にしていきたいのかを子ども達に考えもらいたいですが、そんなきっかけとなるように校章デザインの依頼が寄せられました。富草小学校の校章が自然豊かな環境を表現しているように、新しい校章にも子ども達の思いや願いが込められると思います。これからどのようなシンボルマークが誕生するのか楽しみです。

わくわくクラブ⑥

体育館には、 初めての帯を締めてなんだか気合いの入った子ども達。ふっとふっと体操・空手クラブで板割に挑戦するらしく、心と体の準備をしている様子がありました。校庭では、防災ミッションクラブがかまどベンチを使い、ファイヤースティックで火をおこそうと悪戦苦闘。火の粉を飛ばす難しさを体感しながらも、仲間と協力して取り組んでいました。調理室に近づくと何だか美味しそうないい香り。手芸・料理クラブが秋を感じるレンジケーキ作りに挑戦していました。電子レンジの前で出来上がりを待つ子どもたちの表情はなんとも幸せそうに見えました。どのクラブでも、仲間とともに挑戦し、学び、楽しむ姿が輝いており、そこには輝く富草小の姿がありました。

乗り物遠足

バスの乗り方を学んだ子ども達が、南部公共バスに乗って飯田市の施設「かわらんべ」へ出発しました。握りしめていた乗車料金を支払ってバスに乗り込んだ子ども達は、遠慮がちに座席に腰掛け、静かに過ごしている様子が見られました。公共の乗り物や施設を利用する活動を通して、ルールやマナーについてもしっかり学ぶことができた1,2年生です。

防災フェス 防災学習4

防災フェスの最後を飾ったのは、おやじ(俺たちやっぱり地元が好き)の会による「防災縁日」でした。コンセプトは「あそぼうさい、まなぼうさい」。縁日のようなワクワクする雰囲気の中で、遊びながら防災を学べる工夫がちりばめられていました。会場には射的スペースや記憶ビンゴ、バラバラ文字合わせ、紙皿作り、神経衰弱など6つのブースが並び、子ども達はグループごとに挑戦。友達と協力したり競争したりしながら、防災グッズや知識を自然に覚えていきました。

どのブースからも笑い声が響き、子ども達の笑顔があふれる様子に、おやじの会の皆さんも大変うれしそうでした。今年度の企画は昨年度からさらに工夫を重ねたもので、子ども達に楽しんで学んでほしいという思いが伝わってきました。子ども達の成長と地域の防災意識の向上を願って取り組んでくださる方々がいることもまた、この富草地区の大きな魅力です。

 

防災フェス 防災学習3

4年生が総合的な学習の時間で取り組んできた「みんなで考え、災害時に役立つ防災知識」の成果を、クイズ形式で全校に発表しました。出題された「油に火が付いたらどうする?」「登下校中に大地震が起きたらどうする?」「防災バックに入れる物は何?」などの問いかけに対し、各学年の子ども達がグループごとに意見を出し合い、真剣に考える様子が見られました。正解が一つに限られない問いで、それぞれの立場から多様な考えが出され、互いに学び合う場面が広がったと思います。また、今日これまでの学習が自然とつながっている様子もありました。あるグループの3年生からは消防署の体験学習で取り上げられた「119番通報」の答えが出るなど、子ども達が自分の体験を生かして発言する姿がありました。

防災フェス 防災学習2

消防署の方々による学年ごとの防災学習が行われました。1・2年生は、多目的スペースに充満した煙の中を迷路のように進み、隠されたイラストを探す体験をしました。立ち上がると前が見えず、かがんで進むことで初めて視界が確保できることを実感し、姿勢一つで安全性が大きく変わることを体で学びました。

3・4年生は119番通報体験に挑戦しました。専用の機械を使ったやり取りは、本物さながらの緊張感。最初は用意された原稿を読み上げることで対応できていましたが、急な質問に対して答えられず戸惑う様子もありました。相手の質問をよく聞き、自分の言葉で返そうとする姿が見られ、災害時に冷静さが求められることを実感できたと思います。

5・6年生は防災クイズを通して、より深い学びができました。例えば「水が止まったらどうなるか」という問いかけに対し、生活の不便さを次々と挙げ合い、トイレやキッチンだけでなく、炊飯器やポットなど電気を使う道具まで使えなくなると気づきました。普段当たり前に使っているものが突然使えなくなる現実を考え、改めて災害に備えることの大切さを感じ取る時間となりました。

防災フェス 防災学習1 もう一つの体験活動

防災フェスでは、富草の消防団の方々による消火器体験も行われました。飯盒炊さんの準備が進む中、1年生から4年生までの児童が参加し、消火器の正しい扱い方や火に見立てた的への当て方を丁寧に教わりました。使用したのは水が出る特別な消火器で、子ども達も安心して挑戦でき、楽しく学ぶことができました。児童 避難訓練に参加していた富草保育園の子達に、1年生が「こうやってやるんだよ」と教えてあげる姿も見られ、小さな先生となって伝えるその様子はとても微笑ましく、富草ならではの学年を越えた温かいつながりを感じました。地域の消防団に支えられてこの防災フェスが続いており、子ども達に防災の知識や自信を与えてもらっています。

防災フェス 防災学習1

みんなで仕事を分担して、力を合わせて飯盒炊さんに挑戦しました。1・2年生はアルファ化米の準備を担当し、決められた水の量を量る仕事をしました。3・4年生は飯盒に米と水を入れる準備を行い、5・6年生はかまどでの火起こしに挑戦。大人は見守るサポートで、できるだけ子ども達自身の力で取り組めるようにしました。火起こしでは思うように火がつかず、何度もマッチをする場面もありましたが、子ども達で相談しながら工夫を重ね、自分たちの力で火をつけることに成功しました。炊き上がったご飯とアルファ化米を食べ比べると、それぞれに違った美味しさがあり、食の大切さを改めて感じたり考えて挑戦し火を起こしたりと貴重な体験となりました。

防災フェス 児童避難訓練

先生方が近くにいない状況を設定した児童避難訓練から、今日の防災フェスが始まりました。緊急地震速報の合図とともに、自分たちで確認し合いながらの行動です。最初は不安から慌ててしまい、すぐに動こうとする姿も見られたようですが、6年生が中心となり、落ち着いて合図を出すことで全員が無事に避難できました。頼れる大人がいない中で行ったこの訓練は、子ども達に自ら考え、行動する力の大切さを実感させる貴重な機会となったと思います。