なかよし班のお店が並び、朝からわくわくした雰囲気が広がっていました。「どんなお店かな?」と互いに楽しみにしていた気持ちが、子どもたちの表情にありました。いざスタートすると、お店屋さんもお客さんも生き生きと活動し、笑顔があふれていました。理科室の丸形水槽を使った「ペットボトルキャップすくい」では、水に浮かぶキャップを手作りのすくい網で慎重にすくい上げ、うまく2個取りに成功する子もいて大盛り上がり。お花屋さんやアイスクリーム屋さん、ブレスレット屋さんなど、どれも工夫が光る手作りのお店ばかりで、お客さんはお気に入りを見つけて大切そうに受け取っていました。ステージ前では、アイス屋さんを終えた子どもたちが「じゃあ、アイスでも食べて待ってようか」と楽しそうに話す姿に、思わずほっこり。子どもたちの優しさや思いやり、高学年の温かいリードが自然とあらわれ、会場全体に笑顔が広がる時間となりました。
さらに後半の部を放課後の時間に行うと、前半の楽しさを経験した子どもたちは期待をふくらませて集合。じゃんけんゲームで勝つと手作りアクセサリーを自分で選べたり、ガチャガチャで当たった折り紙をプレゼントされたりして、とっても嬉しそうでした。ステージでは暗幕を引いて作ったお化け屋敷が登場。出てきた子どもたちは「怖かった~」「楽しかった~」と満足げな表情でした。
児童会長の思いが込められた富草祭は大成功でした。手に持ったプレゼント以上に、両腕いっぱいの喜びを胸に帰っていく子どもたちの姿がとても印象的でした。富草の人と人とのつながりの深さを、改めて感じさせられる素敵な児童会行事でした。