墨汁の薫り

5年生の教室に入ると、まず感じたのは墨汁の心地よい香りでした。今日の題字は「成長」。子どもたちは、お手本をじっくりと見ながらなぞり書きをしたり、何度も書き直したりしながら、自分が納得できる文字を求めて練習に励んでいました。教室には、題字と真剣に向き合う静かな空気が流れています。集中して筆を運ぶ姿は、まさに「成長」という言葉にふさわしい様子でした。

3年生のオンライン交流会

3年生が近隣の小学校とオンライン交流を行いました。小規模校だからこそ、たくさんの人と出会い、いろいろな友だちの良さにふれることができる貴重な機会です。初めての今回は、各校から一人ずつ自己紹介と学校紹介をしました。富草の子どもたちは「学校のお気に入りの場所」をテーマに、好きな理由をそえて発表。校庭につながる坂道、静かに本の読める図書館、みんなと会える3年生教室、冷たくて気持ちのいいプールなど、それぞれが大切にしている場所を紹介しました。画面越しに見る知らない学校の様子や初めて出会う子どもたちに、驚きや新しい発見があったようです。「今度は実際に会ってみたい!」という期待もふくらみ、これからの自分に活かせる学びの時間となりました。

引き渡し訓練

地震発生を想定した避難訓練を行いました。放送の合図とともに、子ども達は帰りの荷物を持ち、ヘルメットを着用して素早く校庭へ避難しました。移動から整列、待機の間も落ち着いた姿勢で臨み、訓練に向かう真剣さが感じられました。また、訓練用の緊急メールを受け取ったお家の方々には、計画された経路で来校いただき、落ち着いた引き渡しが行うことができました。今回は保育園とも同じ時間に訓練を実施し、富草地区で防災意識を高める機会となったと思います。近い将来起こり得る大地震に備え、こうした基本的な動きを積み重ねて確認していくことが大切だと感じます。ご協力いただいたご家族の皆様、ありがとうございました。

わくわくクラブ⑤

夏休みが明け、二学期最初のクラブ活動が行われました。曇り空で暑さが和らいで比較的取り組みやすい天候の中、子ども達は意欲的に活動していました。防災ミッションクラブでは、ヒントから防災グッズを当てるゲームや、離れた教室からトランシーバーで災害の状況を伝える活動に挑戦し、楽しみながら防災の知識を深めていました。ペタンククラブでは、コントロールが上達した子ども達が作戦を相談しながら投球する姿が見られ、ゲームを通しての成長を感じました。今回で5回目の活動。残り3回も充実した時間になることが期待されます。

アルミ缶回収

児童会の代表委員会が中心となり、毎週アルミ缶回収に取り組んでいます。集めた資源は新しいボールなどの購入に役立てられ、子どもたちの楽しい学校生活につながっています。今年の目標は200kg。これまでに80kgほど集まり、今日も大きな袋が体ほどの大きさになました。この夏は暑さもあり、ご家庭で飲み物を楽しむ機会が多かったのかもしれません。皆さんのご協力のおかげで、子どもたちは「もっと集めたい!」という気持ちを高まっています。コツコツと続け、目標達成を目指してがんばります。