消防署の方々による学年ごとの防災学習が行われました。1・2年生は、多目的スペースに充満した煙の中を迷路のように進み、隠されたイラストを探す体験をしました。立ち上がると前が見えず、かがんで進むことで初めて視界が確保できることを実感し、姿勢一つで安全性が大きく変わることを体で学びました。
3・4年生は119番通報体験に挑戦しました。専用の機械を使ったやり取りは、本物さながらの緊張感。最初は用意された原稿を読み上げることで対応できていましたが、急な質問に対して答えられず戸惑う様子もありました。相手の質問をよく聞き、自分の言葉で返そうとする姿が見られ、災害時に冷静さが求められることを実感できたと思います。
5・6年生は防災クイズを通して、より深い学びができました。例えば「水が止まったらどうなるか」という問いかけに対し、生活の不便さを次々と挙げ合い、トイレやキッチンだけでなく、炊飯器やポットなど電気を使う道具まで使えなくなると気づきました。普段当たり前に使っているものが突然使えなくなる現実を考え、改めて災害に備えることの大切さを感じ取る時間となりました。