秋の読書旬間

秋の読書旬間は今日が最終日で、町の図書館の方による読み聞かせが、良い締めくくりとなりました。読み聞かせの時間はお話しのろうそくに火をともすところから始まり、子ども達の表情も物語の世界へ引き込まれていきました。低学年の子ども達は、世界のお話「アナンシと五」を読み語りで聴きました。魔女の呪いがかかった「五」という言葉を口にすると命を落としてしまう物語で、登場人物が「五」と言いそうになる場面では、子ども達が思わずドキドキしながら物語を追う姿が見られました。絵のない読み語りでありながら、子ども達は耳で聞いた言葉から場面を想像し、物語の世界を存分に楽しんでいました。この読書旬間では、図書委員会の活動を通して、いつもより多くの本に親しむことができました。今回の読書をきっかけに、これからも本に親しみ、豊かな感性を育んでほしいと思います。

なかよし月間での校長講話

絵本 「しあわせのバケツ」 を題材にした校長先生のお話しを通して、思いやりややさしさについて考えました。心の中にある見えないバケツに「幸せ」が入ると、心が満たされていくお話しです。お話しの途中で、空っぽのバケツの絵を提示し、「どうしたらしあわせのバケツをいっぱいにできるでしょう?」と校長先生が問いかけました。子どもたちから出てきた言葉は、友だちの心(バケツ)を満たす言葉や行動でした。友だちが喜ぶように声をかける、やさしく思いやりをもって接する、「ありがとう」と伝える、友だちが笑顔になってくれるようにするなど、一つひとつが相手を大切に思う温かい言葉でした。子どもたちは、自分のバケツを満たすよりも「誰かのバケツをいっぱいにする」方法を知っています。自分のバケツは周りの友だちに満たされていることを、改めて感じられたのかもしれません。これからも、学校全体で「しあわせのバケツ」を満たし合える温かな時間や関係づくりを大切にしていきたいと思います。

なかよし月間スタート!~全校道徳がありました~

今日から、なかよし月間が始まりました。そこで、全校道徳で人権や自分らしさについて考えました。「自分らしい」とは、どういうことだと思いますか?いざ考えてみると意外と難しいものです。「こうありたい!こうなりたい!」と思う理想の姿も自分らしさの一つかもしれません。そこで、各クラスで“なりたい自分”や“クラスのありたい姿”を話し合いました。3週間の月間で理想の自分やクラスに近づけるよう、みんなで取り組んでいきたいと思います。

仲良し月間に向けて児童集会がありました

来週からはじまる仲良し月間に向けて、代表委員会による集会がありました。
仲良し月間のねらいは、①相手を思いやる②友達と仲良く話すです。月間中は、代表委員が仲良しに関する本の読み聞かせをしてくれます。また、児童会長より、友達にしてもらって嬉しかったことをカードに書いてポストに入れる「笑顔の銀行」の企画が発表されました。これは、「全校のみんなが笑顔になり、毎日を楽しく過ごし、学校での不安がないようにしたい。みんなに相手が嬉しくなるようなことをしてほしい。その相手も、されて嬉しかったことをいっぱい見つけてほしい。」という願いが込められています。普段から学年問わず仲の良い富草の子ども達ですが、月間を通して、今まで以上に相手を大切にして過ごしていきたいですね。

本物から学ぶ社会見学

3年生の子ども達が楽しみしていた社会見学へ行ってきました。五冷飯田冷蔵、スーパーのバロー、そして飯田消防署と、学びがぎゅっと詰まった充実のコースでした。どの見学先でも、子ども達は「本物から学ぶ」ことの大切さと面白さを体感することができたと思います。
 五冷飯田冷蔵では、特別に冷凍室に入れていただき、マイナス25度の世界に驚きながらも、食品を安全に保つ工夫をしっかり学んでいました。バローでは、鮮魚スタッフの方が目の前で魚をさばいてくださり、普段は見られない迫力の“プロの技”に目を輝かせていました。また、子ども達は手持ちの700円を使って家族に頼まれたお使い品と自分や家族へのお土産を購入。一つひとつ値段を確かめながら、どの商品がより良いのかを考え、実際に買い物をする学習に取り組みました。「あといくら残ってる?」「どっちのほうが安いかな?」と、真剣に考えて計算しながらお金の価値を感じる買い物ができました。
 今回の社会見学は、単なる「見る」だけの学習ではなく、触れて・考えて・体験することで理解が深まる、まさに“本物の学び”となりました。子ども達にとって、学習意欲がさらに高まる貴重な一日だったと思います。

 

嘔吐物処理について職員研修を行いました

感染性胃腸炎やノロウイルスが流行する季節になりました。
嘔吐があった場合に適切な処理をするための職員研修です。全員で処理方法を学び、感染を広げないようにして、健康で安全な学校生活を送りたいと思います。

赤そばの粉ひき体験

脱穀・水洗いを終えた実は、普通のそばよりもほんのり赤く、普通のそばの実と見比べてみるとその違いがよくわかりました。石うすで挽いてみると、実がごろごろと砕けていく手ごたえが伝わり、白い粉が出てくる様子を嬉しそうに見つめていました。ふるいにかけて仕上げた粉はさらさらで、その手ざわりに驚いている様子でした。時間をかけて粉にする大変さを体験を通して知り、次はいよいよそば打ちと試食です。地域の方と一緒に育ててきた赤そばの味を楽しみにしている4年生の子どもたちです。

今年最後のクラブ活動

今年度のクラブ活動もいよいよ最終回を迎えました。全8回の活動は、富草サポート隊の皆さまの温かいご支援のもと、子どもたちが主体的に学び、挑戦し、成長する大変充実した時間となりました。
校庭でシングルス戦による個人戦を行っていたのはペタンククラブ。これまで互いに磨いてきた技がぶつかり合いました。集中した表情で球を投じる姿には、積み重ねてきた練習の成果と真剣さがありました。

料理手芸クラブは「朝ごはん」をテーマに、スクランブルエッグとカリカリベーコンの華やかなワンプレートの調理でした。出来上がった料理を前に「どれから食べようかな…」と嬉しそうに迷う子どもたち。自分の手でおいしい朝食を作れた達成感が笑顔から感じ取れました。

防災ミッションクラブは、紙スリッパづくり、手作りカイロづくりなど、身近な材料で防災グッズを作る活動を実施。これまで紹介されてきたさまざまな防災アイテムにも興味津々で、楽しみながら「もしものときに備える力」を身につけることができました。

地域探検クラブは、富草地区のささき木の子園へ出かけて、工場見学をさせていただきました。きのこのにおいを感じながら詳しくお話をお聞きし、キノコ料理の試食やお土産までいただき、嬉しい見学となりました。

ふっとふっと空手クラブは、最後のまとめとして空手演武の発表が行われました。「えいさー!」という気合のこもった声と共に披露された板割りは、見ている側にも迫力とたくましさを感じさせるものでした。

どのクラブでも、子どもたちは活動内容を越えて、生きる力につながる多くの学びを得ることができました。それを支えてくださった講師の皆さま、本当にありがとうございました。

 

大きな三紀層大根

今年も立派に育った大根を収穫することができました。初めて三紀層大根を収穫する1年生は、その大きさに思わず目を丸くし、「ぬけた〜!」「見て見て、こんなに大きいよ!」と喜びの声を上げながら、大根を高く掲げていました。抜けた瞬間の手応えや達成感をしっかりと味わう姿がとても輝い見えました。富草の三紀層大根は、特別な品種ではありませんが、ミネラル豊富な地層で育つため甘みがあり、毎年子ども達も楽しみにしている大根です。この地で大切に栽培し、守りつないでくださっている林さんをはじめ、生産者の皆さんと一緒に、今年の豊作を喜び合うことができました。収穫を終えた畑にそっと向き直り、最後は感謝の気持ちを込めて校歌を斉唱しました。澄んだ空気の中、ハーモニカ伴奏に合わせた子ども達の歌声が、晴れ渡る畑に気持ちよく広がっていきました。大根は、11月29日の土曜参観日の折に2年生が販売する予定です。ぜひご利用ください。

 

 

 

読書旬間について

児童集会で、これから始まる「読書旬間」について紹介がありました。今年の読書旬間では、みんなが本に親しみ、読書をもっと楽しめるように、4つのわくわくする活動が用意されています。すてきな景品が当たる読書宝くじ、しおりがもらえるブックスタンプカード、図書館にある本を見つける としょクイズラリー、くつろぎながら本を読めるハッピースペース。どの活動も図書館に来るのが楽しみになるような工夫がいっぱいです。この読書旬間を通して本ともっと仲良くなってほしいです。たくさんの人が図書館に足を運び、読書の楽しさを広げていけることを願っています。