絵本 「しあわせのバケツ」 を題材にした校長先生のお話しを通して、思いやりややさしさについて考えました。心の中にある見えないバケツに「幸せ」が入ると、心が満たされていくお話しです。お話しの途中で、空っぽのバケツの絵を提示し、「どうしたらしあわせのバケツをいっぱいにできるでしょう?」と校長先生が問いかけました。子どもたちから出てきた言葉は、友だちの心(バケツ)を満たす言葉や行動でした。友だちが喜ぶように声をかける、やさしく思いやりをもって接する、「ありがとう」と伝える、友だちが笑顔になってくれるようにするなど、一つひとつが相手を大切に思う温かい言葉でした。子どもたちは、自分のバケツを満たすよりも「誰かのバケツをいっぱいにする」方法を知っています。自分のバケツは周りの友だちに満たされていることを、改めて感じられたのかもしれません。これからも、学校全体で「しあわせのバケツ」を満たし合える温かな時間や関係づくりを大切にしていきたいと思います。


