現代は情報があふれる時代。正確な情報を取捨選択する力が求められています。図書館は、その力を育む場です。本は信頼性が高く、さまざまなジャンルから多角的に学ぶことができます。現在、国語の授業では「図書館を使いこなそう」という学習に取り組み、本の分類や配置を学びながら、自分のテーマに合った本を探す活動を行っています。高学年になると図書館の利用が減りがちですが、授業や読書の時間を活用して積極的に図書館を利用してほしいと思います。
十進分類法を学び、本を探してみました。

~化石の里の子どもたち~
1・2年生が合同で行った体育の授業では、「投げる運動」に取り組みました。子どもたちは、ただ投げるのではなく、「どうしたら遠くまで上手に投げられるか」を考えながら活動に臨みました。授業の中で「どんなところに気をつけて投げるとよいかな?」と問いかけると、「ボールを離すときの手の位置が低くならないようにしたほうがいい」といった意見が子どもたちから出されました。そこで、タブレットを使って互いの投げる様子を動画に撮影し、再生しながら自分や友達のフォームを見てみました。自分の投げ方を客観的に見ることで、もっと高い位置でボールを離せるようにしたいと、意識するポイントがはっきりしてきました。子どもたちは、動画を活用することで理解を深め、楽しみながら意欲的に練習に取り組む姿が見られました。
今年も地域の方々のご協力をいただき、1年生から4年生の児童が春の風物詩「わらび採り」を体験しました。例年は歩いて向かうお茶畑へ、今年はバスで移動し、体力を温存して収穫に集中できました。雨上がりの恵みで、わらびは豊作。子どもたちの手にした袋はあっという間にいっぱいになりました。収穫後、学校に戻ると5・6年生が仕分け作業を担当しました。大きさ毎に分けながら、心を込めて出荷準備をしました。今年の収穫量は昨年度を大きく上回り、作業も予定の倍の時間がかかるほどの盛況ぶりでした。うれしい誤算となりました。収穫したわらびは、ベルシャイン伊那店に納品し、多くの人の食卓へ届けたいと思います。富草の自然の恵みを味わって、笑顔になっていただけたら嬉しいです。
天気が良く、気温も上がって春の陽気に包まれました。校庭や学校のまわりでは、桜、花モモ、チューリップ、スイセン、芝桜などが色とりどりに咲き、春の訪れを感じさせてくれます。桜の花びらが風に舞う中、立ち止まって見とれる子や、楽しそうに花びらを追いかける子どもたちの姿が見られ、微笑ましい光景が広がっていました。自然の中で季節の移ろいを感じながら過ごすことで、子どもたちの心も明るく、豊かに育っていくことを願っています。自然の美しさにふれながら、季節を感じ、心がほっとあたたかくなるような一日となりました。これからも、この豊かな環境の中で、子どもたちが感性を育みながら、のびのびと過ごしていってほしいと願います。