防災フェス 防災学習4

防災フェスの最後を飾ったのは、おやじ(俺たちやっぱり地元が好き)の会による「防災縁日」でした。コンセプトは「あそぼうさい、まなぼうさい」。縁日のようなワクワクする雰囲気の中で、遊びながら防災を学べる工夫がちりばめられていました。会場には射的スペースや記憶ビンゴ、バラバラ文字合わせ、紙皿作り、神経衰弱など6つのブースが並び、子ども達はグループごとに挑戦。友達と協力したり競争したりしながら、防災グッズや知識を自然に覚えていきました。

どのブースからも笑い声が響き、子ども達の笑顔があふれる様子に、おやじの会の皆さんも大変うれしそうでした。今年度の企画は昨年度からさらに工夫を重ねたもので、子ども達に楽しんで学んでほしいという思いが伝わってきました。子ども達の成長と地域の防災意識の向上を願って取り組んでくださる方々がいることもまた、この富草地区の大きな魅力です。

 

防災フェス 防災学習3

4年生が総合的な学習の時間で取り組んできた「みんなで考え、災害時に役立つ防災知識」の成果を、クイズ形式で全校に発表しました。出題された「油に火が付いたらどうする?」「登下校中に大地震が起きたらどうする?」「防災バックに入れる物は何?」などの問いかけに対し、各学年の子ども達がグループごとに意見を出し合い、真剣に考える様子が見られました。正解が一つに限られない問いで、それぞれの立場から多様な考えが出され、互いに学び合う場面が広がったと思います。また、今日これまでの学習が自然とつながっている様子もありました。あるグループの3年生からは消防署の体験学習で取り上げられた「119番通報」の答えが出るなど、子ども達が自分の体験を生かして発言する姿がありました。

防災フェス 防災学習2

消防署の方々による学年ごとの防災学習が行われました。1・2年生は、多目的スペースに充満した煙の中を迷路のように進み、隠されたイラストを探す体験をしました。立ち上がると前が見えず、かがんで進むことで初めて視界が確保できることを実感し、姿勢一つで安全性が大きく変わることを体で学びました。

3・4年生は119番通報体験に挑戦しました。専用の機械を使ったやり取りは、本物さながらの緊張感。最初は用意された原稿を読み上げることで対応できていましたが、急な質問に対して答えられず戸惑う様子もありました。相手の質問をよく聞き、自分の言葉で返そうとする姿が見られ、災害時に冷静さが求められることを実感できたと思います。

5・6年生は防災クイズを通して、より深い学びができました。例えば「水が止まったらどうなるか」という問いかけに対し、生活の不便さを次々と挙げ合い、トイレやキッチンだけでなく、炊飯器やポットなど電気を使う道具まで使えなくなると気づきました。普段当たり前に使っているものが突然使えなくなる現実を考え、改めて災害に備えることの大切さを感じ取る時間となりました。

防災フェス 防災学習1 もう一つの体験活動

防災フェスでは、富草の消防団の方々による消火器体験も行われました。飯盒炊さんの準備が進む中、1年生から4年生までの児童が参加し、消火器の正しい扱い方や火に見立てた的への当て方を丁寧に教わりました。使用したのは水が出る特別な消火器で、子ども達も安心して挑戦でき、楽しく学ぶことができました。児童 避難訓練に参加していた富草保育園の子達に、1年生が「こうやってやるんだよ」と教えてあげる姿も見られ、小さな先生となって伝えるその様子はとても微笑ましく、富草ならではの学年を越えた温かいつながりを感じました。地域の消防団に支えられてこの防災フェスが続いており、子ども達に防災の知識や自信を与えてもらっています。

防災フェス 防災学習1

みんなで仕事を分担して、力を合わせて飯盒炊さんに挑戦しました。1・2年生はアルファ化米の準備を担当し、決められた水の量を量る仕事をしました。3・4年生は飯盒に米と水を入れる準備を行い、5・6年生はかまどでの火起こしに挑戦。大人は見守るサポートで、できるだけ子ども達自身の力で取り組めるようにしました。火起こしでは思うように火がつかず、何度もマッチをする場面もありましたが、子ども達で相談しながら工夫を重ね、自分たちの力で火をつけることに成功しました。炊き上がったご飯とアルファ化米を食べ比べると、それぞれに違った美味しさがあり、食の大切さを改めて感じたり考えて挑戦し火を起こしたりと貴重な体験となりました。

防災フェス 児童避難訓練

先生方が近くにいない状況を設定した児童避難訓練から、今日の防災フェスが始まりました。緊急地震速報の合図とともに、自分たちで確認し合いながらの行動です。最初は不安から慌ててしまい、すぐに動こうとする姿も見られたようですが、6年生が中心となり、落ち着いて合図を出すことで全員が無事に避難できました。頼れる大人がいない中で行ったこの訓練は、子ども達に自ら考え、行動する力の大切さを実感させる貴重な機会となったと思います。

運動会スローガン「全力つくす運動会~挑戦・協力・最後まで~」

体育館の窓に掲示され、いよいよ本番への期待が高まってきました。運動会まで一月を切り、来週からは特別時間割が始まります。高学年は組体操、低学年は表現の練習に取り組み、どの学年も練習に熱がこもってきました。一人ひとりが挑戦し、友達と協力し、最後まで全力を尽くす姿を目標に、全校が心を一つに準備を進めています。今年も子どもたちの輝く笑顔と真剣なまなざしがあふれる、素敵な運動会となりますように。

富草の稲を刈る

5年生が春に田植えをした田んぼで、ついに稲刈りの日を迎えました。前日の雨で田んぼは少しぬかるんでいましたが、秋らしい爽やかな風に包まれ、心地よい稲刈りとなりました。秋のとんぼがとまる黄金色の稲を、一株ずつ手に取り、子どもたちは鎌を使って「ザクッ、ザクッ」と力強く刈りました。その手応えに、「きゅうりを切るみたいで気持ちいい!」と笑顔を見せる子も。刈り取った稲は6束ずつにまとめ、お家の方に縛っていただきました。縛り方は難しく、少し気を抜くと束が崩れてしまいます。お家の方に助けていただきながら、最後はみんなで協力してはざかけまで無事に終えることができました。子どもたちは泥だらけになり、汗を流しながら一生懸命作業をしました。この経験が、より一層の美味しさへとつながっていきます。2週間ほど天日で乾燥させた後は、いよいよ脱穀です。次の作業も、みんなで力を合わせて頑張ります!

音楽集会で童歌

あそび歌の一つ「おちゃらか」を楽しみました。最近の子ども達にとって童歌は身近な存在ではなく、音楽の授業や生活科の中で初めて触れる子も多いようです。「おちゃらか」もほとんどの子ども達が遊んだことがありませんでしたが、簡単なメロディーで親しみやすく、すぐに歌って遊べるようになりました。ジャンケンで勝ったとき・負けたときの動きに少し戸惑いながらも、友だちと笑顔で楽しむ姿があふれていました。子ども達が日本の伝承遊びを通して音楽の楽しさを体いっぱいに感じる、素敵な時間となりました。

今年度3回目の授業参観

子どもたちは、普段と変わらず和やかな雰囲気の中で学習に取り組みましたが、いつもと違うのはお家の方がそばで見守ってくださること。活動の場面では、保護者の方に手伝っていただいたり、温かなアドバイスをいただいたりしながら進め、理解が一層深まった様子が見られました。教室には笑い声も響き、楽しい授業参観となりました。授業後には学校保健委員会の企画として、飯田短期大学の岩瀬先生を講師に迎え、「たべるとねむるの大切さ」について子どもと保護者が一緒に学びました。朝ごはんの大切さや「寝る子は育つ」と言われる睡眠の効果について、分かりやすくお話しいただきました。食事と睡眠は体力づくりだけでなく熱中症予防にもつながることを学び、改めて日々の生活を大切にしたいと感じました。これから始まる運動会の練習に向けて、元気に過ごしていきたいと思います。